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音を楽しむ♪  

土曜日にボスから携帯メール。な、なにごと~~??緊急事態か!?と焦って見てみると
「急だけど、明日14時から空いてないか?かみさんの都合が悪くなってしまったのでコンサートに・・」
は~あ、仕事じゃなくてよかったよォ。

メールを読み進めて即答。「もちろん空いてます。というか空いてなくても空けます^^」
ということで、急遽行ったのは、オペラシティでの[小曽根真のラプソディ・イン・ブルー]

わがボスは、JAZZとモーツアルトをこよなく愛し、自分でビッグバンドをつくり、休日にはコンサートやら練習やら作曲やら編曲やらに没頭する趣味を持つ。海外赴任時には街角で演奏するミュージシャンとセッションをしたりと本場アメリカでも嵌りにはまっていた・・という話を何度となく聞いていた。私はJAZZを聴いて楽しい、素晴らしいと思うほどに親しんでいないし、サックスより弦(ボスはサックス奏者)、ピアノ、ボーカルがいいな~と思ってしまうので、クラシックの話ならそこそこ会話が成立してもJAZZに関してはいつも「は~、そうですか、へ~スバラシイですねぇ」と心ここにあらずの返事ばかりしていた。

今年2月頃だったか、ブルーノートでのチケットを取って欲しい(公私混同じゃ 笑)と言われたのが、3月の小曽根さんだった。この時とても驚いて、「小曽根さんお好きなんですか?」と聴いたら「好きも何も、小曽根のビッグバンドは最高だよ、あいつのピアノは世界レベルだ!」と絶賛(←何者だよ、笑)。今度クラシックも聴いてみようと思うんだけど・・・
あーーーっ!それってFさんがブログに書いてたなぁ。。
友人が大好きなんですよね~なんて話したことがあった。
それを覚えていたのか?

そんなわけでラジオやテレビで聴いたことがあるだけの私が、初体験。オーチャードホールよりオペラシティが好き(周りの雰囲気が)だし、純粋なJAZZでビッグバンドといわれるよりは、クラシックと言ってもらうほうが私にとっては入り口が広い気がして嬉しい。

2列目のほぼ中央で、ステージを見上げる席。表情も姿も肉眼でよく見える。音は・・・もう少し後ろのほうがいいけど、贅沢言いません!
プログラムは未発表のピアノソロ、カルテット、そしてフルオーケストラでのラプソディインブルー。
Image0044.jpg

下手の扉が開いて拍手・・と思ったらあれ?後ろからどよめきが・・。客席後方から手を振りながら登場。握手したりハイタッチをしながらステージに上がった。深深と頭を下げたと思ったらマイクを持ってご挨拶。クラシックコンサートのよくある緊迫したちょっと高貴な空気が砕けた。そして暖かい空気に包まれた。
事前に発表されていなかったソロの曲目。何が始まるのかな~としばらくは全然わからないまま、久しぶりに心地よいピアノの音色に聞き惚れていたら、なんとショパンのワルツだった。ほえ~~こんな風になってしまうんだ!びっくりと新鮮な気持ちで感動する。ピアノとの出会いなどを語り名曲が続く。
この時私の目の奥に見えていたのは、古ぼけたピアノ、傷のついた柱、たばこの煙がふわふわと動く様子、黒人のウェイター、金髪の女性、バーボンかウイスキーの入ったグラス、遠くに聞こえてくるざわざわと楽しげな話し声・・さながらNYの古い地下のバーで気持ちよくほろ酔いで、ニコニコしながらそこにいて音に耳を傾けている自分だった。どこでもドアの扉を開けたらNYのバーだった・。・みたいな。

幸せ。

続いてカルテット。チェロ、ビオラ、バイオリンと日フィルのメンバーが3人と小曽根さんでモーツアルトのピアノ四重奏曲 第1番、ト短調。
これはクラシックの香り。弦のみなさんがとてもにこやかに、ニコニコしながら演奏していたのが印象的。モーツアルトは即興が得意だったらしいから、もしかしたらJAZZに近いのかもしれないな~と思いながら聴いていた。あとでボスが「第3楽章は、さりげなくJAZZ風のリズムが自然にでてて(わざとかも?)弦はニヤニヤしながら合わせてて楽しそうだったなー」と言っていた。そっか、だからとても軽やかで楽しそうに聞こえたんだなぁ。モーツアルトが楽しそうに聴いている様子が見えた。

休憩。
その間にフルオーケストラの準備。このあといよいよラプソディー・イン・ブルーだ。

生まれて初めて「弾き振り」します~。というMCのあと静かに始まった。

クラシックではなく、クラシックの服を着たJAZZだった。(ボスはクラシックの顔をしたJAZZといっていた)
日フィルのみなさんも、ピアノソロになると、じーーーっと彼の演奏に聞き入り、魅入り、ほ~と感心するような表情だったり、手元を覗き込んだり、一緒にリズムを取ったりと普通ではありえない光景だった。そして音のまろやかさと多彩さで自然に前のめりになっている私。
振り・・は少々だったけど、指揮者がいないなか、見事な演奏に深い感動を覚えた。
思わず「ぶらぼ~」と言いそうになったけど、ちょっとためらって(笑)、精一杯の拍手とスタンディングオベーションで感動した気持ちを伝える。
もちろん会場内は割れんばかりの拍手と歓声。何度も何度もアンコールに出てきては90度以上に深いお辞儀。

オケのみなさんが片付けた後、もう一度登場し最後にもう1曲・・と興奮を鎮めるように静かに始まったのは「SHE」。この曲にはいろんな思い出がある。そんなことを思いながら聴いていたら、もう一度私の目の奥にNYの風景が・・。
今度はエンパイアかロックフェラーの展望台からみえる雨で少し煙ったマンハッタン。

ステージを見上げてくたびれた首と、目の前に広がったNYの風景と、しっとりと心に染み入った素敵な音。
音楽ってジャンルじゃなくて、音を楽しむもの。やっぱりそうだよね!そんなことを改めて思った2時間だった。




Image0046.jpg


この後、小曽根はたいしたもんだ、サイコーだ!ビッグバンドはもちろん、今後はクラシックもきかなければ!を連呼し、CD購入者対象のサイン会に並ぶボス(笑)。
私はその様子を写真に。。

朝会社でお礼を言うと、またひとしきりその話で盛り上がった。なんと、CDへのサインは2枚もしてもらったらしい・・。みーはーだな、ボスも(笑)
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category: 音楽

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コメント

すごい!!

大好きな人から見たら、よだれが出て泣いちゃう(やばい人じゃなくて。笑)ような演奏会だったんですね~この手書きの目次もぐーです!!
いろいろな映像が浮かんでくるnanaさん、すごいな~

yuriko #z8Ev11P6 | URL
2008/06/23 23:55 | edit

素敵!!

音楽って、ど~~しても遠い存在ですが、イザ扉を開けてみると、とっても素敵なひとときを提供してくれますよね!NYと同じ??

エキサイトした気持ちがよ~~く伝わってきました!
私も聞きに行きたい!!

みんみん #BDWr3E.o | URL
2008/06/24 06:33 | edit

きゃ~。こんな演奏会があったことを知らなかったー。帰ったらもう一回いじっくり読ませていただきます。nanaさんに小曽根さん気に入ってもらえて嬉しいですっ。

F #vhXH2BTI | URL
2008/06/24 08:37 | edit

>yurikoさん
ねー!!本当に大好きな人が聴いたら鳥肌もんの素敵な時間だったと思いますよ~。初でもそうだったから♪ 
いろんな風景が浮かぶのは。。妄想。。いえ、空想好きのせいだな、きっと(笑)

nana #- | URL
2008/06/24 23:32 | edit

>みんみんちゃん
そうそう、身近にありそうで遠いのよね~。かしこまって聴くのも素敵だけど、扉をあけたら肩の力が抜けるような・・そんな空間
で聴けるのも幸せだな~♪
本当に贅沢でいい時間でした!

nana #- | URL
2008/06/24 23:34 | edit

>Fさん
お~Fさん!きっとFさんが話したり書いてくれてたおかげで、それをネタにボスと会話できたんだよね~。そのおかげで出会えて感謝♪ 入り口としてはビッグバンドより私には良かったし♪ ありがとね~。

nana #- | URL
2008/06/24 23:37 | edit

音楽にジャンルはない!

同感です。というか、このことを教えてくれたのが小曽根さんです。ラジオでよく「音楽には2種類しかない。Good musicとそうじゃない音楽。」とおっしゃっていて(元々は誰か忘れたけどジャズミュージシャンの言葉として紹介してました。)、本当にそうだな、って思ってます。
小曽根さん弾き振りのラプソディ~、聞いてみたかったです。

>弦はニヤニヤしながら合わせてて楽しそうだったなー
これも目に浮かぶようです。小曽根さんと演奏する人はいつもみんなとても楽しそうに見えます。そして聞いてるほうもニコニコしちゃうんですよね。

nanaさんには次回はぜひビッグバンドのラプソディ~を聞いていただきたいなー。

コンサートのこと、詳しく書いてくださってありがとうございました!

F #vhXH2BTI | URL
2008/06/25 21:27 | edit

>Fさん
そうだよね~、音を純粋に楽しめばいい、と思うと気楽なもんです(笑)。そこに薀蓄がくっついてくると、めんどくせーな気分に(^^;。
弾き振り・・相当緊張してたみたいね~フォーラムでのご本人の書き込みを読んで、ふむふむと・・甦ってきました。行けて本当によかったよ~♪

>ビッグバンドのラプソディ
お~何か情報があったら是非教えてー!!

nana #- | URL
2008/06/25 22:59 | edit

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