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ブラボー!!  

初めてMETオペラをみたのが2007年の「魔笛」。以降、「仮面舞踏会」「ラ・ボーエム」「アイーダ」と有名どころばかりを観てきて、5回目の今回はさらに有名な「カルメン」、そして6回目が「ばらの騎士」となりました。

「ばらの騎士(リヒャルト・シュトラウス)」は私が初めて生のオペラを観た作品で、1999年にドレスデンに行った時、この素敵な歌劇場で絶対に何か見なければ!と強烈に思い当日券を買ってみたのだけど、なんせ初めてだから、ゴージャスすぎるその劇場と雰囲気に完全に飲み込まれ、さらにドイツ語わからない・・。最初のうちこそ興味津津で見ていたものの、当然のごとくそのまま気持ちよーくなり、一幕後半はほぼ睡眠時間に・・汗、2幕は記憶なし・・大汗、3幕はようやく、時々ウツラウツラする程度だった、というしょうもない過去があります。
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「カルメン(ビゼー)」のほうは、日本で2度ほど観ています。こちらはさすがによく知っているし、なじみ深いのもあって・・・でも1幕前半はやっぱり睡眠時間・・滝汗になった記憶があります。でもオペラ鑑賞の中ではちゃんと見てたほうかも・・って自慢にもなりませんが 笑。

過去4回みたMETオペラの中で一番感動して、印象深いのは「仮面舞踏会」。これは瞬間やばい時間はあったものの、ちゃんと見切りました!これも自慢にもなりませんが・・笑。
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今回の「カルメン」は新演出の初日、大晦日のガラ公演、さらには、人気急上昇のガランチャ、ベテランのフリットリ、が出演するとあってチケットは完売状態。11月中旬に会員さんの放出席が大量にでたけれど、なかなか入手困難でした。
「プリミア ガラ」。
どんな雰囲気なのか、それを想像するだけでワクワク。私はこの日に合わせて日本人は着物だよね~と意気込んで準備していたけれど、結局悪天候予報のため出発前に中止決定(涙)。当日昼過ぎまで雪が降り、それなりに積ったことを考えればこの中止は正解だったけど(帰りは雨が降ってたし)、とても残念。
だって、劇場内は私の知る限り、「こんな雰囲気みたことなーい!!」ゴージャスそのものだったから。
ドレスの品評会かと思うほど、テレビや映画の世界でしか知らない、けれど、オペラと聞けばおそらく多くの人が想像する光景がそこにはありました。
過去METオペラに行ってある程度の雰囲気は知ってるつもりだったけど、どちらかというとカジュアルOKなMETがこの日ばかりはさすがに違います。
やっぱり着物が本当なら正解でしょう~。

上の席はわかりませんが、私が目にした範囲では、セーターやビジネススーツのような人は全く見えません。年齢層はやや高め。そりゃそーですね。こういう雰囲気を十分堪能するには、それなりの経験と熟と資金が必要ですからね~。女性はロングドレス、男性はタキシードかそれに準ずるもの、特に男性のおしゃれさが際立って見えました。
女性はね、いろんなデザインや色のものを選べるからおしゃれに決まっているけれど、タキシードでそれほど・・と思ったら大間違い。一人で目をまん丸くして興奮。まだまだ世間知らずの私です。
十分すぎるほど歳はとったけど、こういう中にいるとまるで子供。着物を諦めた私は、結局20代前半のころ丸井の30回払いか何かで買ったベルベットのくるぶし丈のワンピースにし(着れてよかったな~)、よくみればそれなりだけど、地味~なものとなりました。それでもいつもみたいに、中にセーター、ジャケットとロングスカートでごまかす、みたいな恰好じゃなくてホントによかった~~と、会場についた瞬間に思ったもんです。

1日にはいつものMETに戻り、かなりラフな、セーターやパンツ、ノータイの人だらけだったので(オーケストラセンターでも)、見に行く時のプログラムや初日などの特別な日はそれなりに考えていったほうがよさそうです。TPOってやつですね。

そんなこんなで始まる前から大興奮状態で、さらには両隣の素敵なカップルや後ろの席の若いお嬢様のおしりが見えそうなほど背中のあいたドレスにドキドキするばかり 笑。もーどうしましょーなオヤジ状態 笑。

オーケストラ(1F)ステージに向かって右よりの席がこの特別な日の私の席。

ステージには真っ黒で中央に赤い稲妻のようなラインの入った緞帳が降りています。この新演出の演出家はミュージカルの演出をしたこともあるというリチャードエア、この印象的なデザインは、カルメンの衣装(プレイビル参照)にも使われ象徴的なものでした。
指揮者の若い~ヤニックセグインが登場して、いよいよ開演です。演出家、振り付け、指揮者、そしてガランチャのカルメン、MET初日とあってカメラマンも大勢、華やか、興奮、緊張な劇場内でした。

聞きなれた序曲が始まった瞬間、興奮していた気分が一転、ありゃ??
初日の興奮?METデビューで気合入りまくり?緊張しすぎでインテンポなのか、相当突っ走ってる、とういか、突っ込んでる感があって、「うわっ、はや@@」とびっくりしてたら、壁際にあったスピーカーから聞こえる音とオーケストラの生音が微妙~~にずれていて気持ちが悪い 泣。
そもそも速いから、ガチャガチャしてる。そして決め打ち的に入る「ジャン、ジャン♪」というシンバルの音が2回ずつ聞こえてくるから右左と音が4回ずつ流れてぐわ~~~~ん。目が、目が回る~~~@@
結局序曲が終わるまでこの違和感にクラクラしっぱなし、慣れてきたのは1幕も途中、ミカエラが登場してきたあたりからです。
びっくりしたよ~、ホントに。

でも生音とスピーカー音のバランスに慣れてきたら、かえってこの速くて勢いのある演奏が心地よくなってきて、若いガランチャのカルメンや想定されている1800年代から1900年代に時代設定をより現代に変えた新演出に自然になじんでいるように思えたので良かったのかも。
聞きなれていたCDとはだいぶ違うけど、これがナマの良さですね。

有名な序曲が終わると(3幕にもあり)、ダンサー(元ロイヤルバレエのファースト&現NYシティバレエのプリンシパル)がストーリーを暗示するようなダンスから始まります。

全4幕 インターミッション1回で3時間30分。各幕終了ごとにカーテンコールのごとくメインキャストが緞帳前に挨拶にでてきて拍手喝采をあびていました。

オペラって素晴らしい!!!!!!!!!
と、初めてその素晴らしさと楽しさがわかった!と思えるほど、大感激、大感動。
今までは劇場の雰囲気、ゴージャスさ、音楽の良さにひかれて、なんとなく聴いていた、観ていた、そしてそれなりに満足していたけど、今回は全く感覚の違う感動、今までの私はなんだったんだ 大汗??

たぶん出演者が「新演出初日」で気合が入ってたこと、演出が私にとってわかりやすかったこと、そして何より出演者が歌での表現力は当然のことながら、完全に役に入り込んでいて、役者だったこと!大熱演!!

そっかー、オペラも芝居なんだ・・。

だからオペラを聴く、観る、両方の奥深さと楽しさに気づいたんでしょう。
演出家がミュージカルや映画の演出も手がけたリチャードエアだったおかげかな?

私の中にあったオペラは、マイクを使わずに劇場のすみずみまで声を届けるためには、ドカンとした体型で、じっとその場に立ち尽くして歌う、ちょっと動く、そう、歌に重点が置かれすぎていて、芝居ではなく、動きは振り付け程度。
もちろんその歌声だけで感情表現をするわけだから、相当力量がないと、ただ歌の上手い人のリサイタルになってしまう。たぶんそういう印象だったから、セットのゴージャスさや声量や雰囲気で満足してたし、表現力豊かな歌手に出会うと感激してたけど、リサイタル状態になるとストーリー無視状態になるから睡魔に襲われるんだなーと。

そんなことに今更気づいた(恥)。

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ミカエラのフリットリは、えっ!?これがフリットリ??と思うほど、田舎くさいおばさん風衣装と所作で登場。でもこの素朴だけど芯に秘めた強さが見え隠れするような雰囲気がとっても新鮮。包容力のあるソプラノで、ホセの母をもイメージさせ素晴らしかったです。
ドンホセのロベルトアラーニャはこの役のベテランなんですね。完全に入り込んでて、ものすごーーい気合い入りまくりの熱演&熱唱に観てる私まで汗がでそう 笑。時々、役所広司のようにみえたな。いい声してます!が、ちと荒れてる感じがしたのは風邪気味だったという噂だったから?。この人の熱演ぶりにハラハラドキドキさせられっぱなし。アラーニャなくしてはこの作品は語れませんね。調べてみたらいいろんな面白い記事を発見したけどね 笑。
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オペラ歌手って・・のイメージを完全に崩してくれたダンスシーン。カルメンと友人ふたりの酒場でのダンスシーン。もうこんなに踊られちゃったらどーすんの?相当苦労してゼロからレッスンしたらしいですが、美声を全く揺らすことなく歌って踊って、馬乗りになって歌い、馬乗りされながら歌ったり 笑、飛び蹴りしたり、階段から落ちたり、仰向けに抱きかかえられたまま歌ったり、、色気だけじゃない、男勝りなカルメンもまた素敵です。
こんなに気合の入ったダンスと芝居との熱演だけど、歌い方はどちらかというとさっぱりめ。でもいいんですよ、それが。初めて観て聴いたウワサのガランチャ、素晴らしかったです。美人だし。
全編通して衣装がとってもセクシーだったので、激しく動くたびにガランチャのおっぱい見えそうでハラハラ・・笑。あ、こういう所も男性に人気なのかも♪
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ホセに殺される直前。どんなに復縁を迫られても毅然としてNO!と言い続けます。そして殺して!と。
ホセは単なる往生際の悪いストーカー状態だけど、YESと言ってくれれば殺さなくてすむのに、復縁というより殺すのを止めて!と言っているようで鬼気せまり過ぎて怖い。でも、またカルメンがつれない。
ホセにもらった指輪を「こんなもん、返してやるわ!ふんっ!」といった雰囲気で、もう未練全くなし状態で、指から抜き取ってポロンと目の前に落とすんです。
きゃーー、怖い、、怖すぎる~~。こんなことされたら逆上するよねー普通。
ってことで、この行為に逆上して、ナイフでブスリと・・。

最後は刺し殺したカルメンを抱きかかえて、この指輪を指にはめなおして泣き叫んで・・その後ろでエスカミーリョ(どうもお笑い芸人にしか見えなくて笑っちゃったんだけど)が牛を刺殺して・・・幕です(涙)。
はあ、はあ。

激しい・・。

当然のごとく嵐のような拍手とブラボー!!!の絶叫。
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1年の最後に素晴らしい締めくくりができました♪ オペラ素人の私はブレブレ写真で大満足 笑。
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