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音楽の力  

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不謹慎、自粛、中止、延期という文字が並ぶ中、予定通り実施します!というお知らせをみて当日券を買って行ってきました。
会場には多くの人々、ロビーでの募金を呼びかける声、終演後は指揮者をはじめ団員のみなさんがそろって支援のお願い。結果157万円もの募金が集まったそうです。
募金総額
3月19日 東京芸術劇場 84万2101円
3月20日 みなとみらいホール 72万8877円

確かに通常の募金ではあまりみかけない「お札」が次々に入れられていました。
このコンサートはポップス系のコンサート並の値段なので、クラシックは高い!の部類には入りませんが、それでも「趣味」に使う余裕がある人は、協力できることは当然のごとくするのです。
この金額に、読響の売上から100万円を足して寄付したのだそうです。

定刻を少し過ぎた後、「開演に先立ちまして、バッハ作曲の管弦楽組曲のアリア(G線上のアリア)を演奏し、その後黙祷を捧げます。演奏後の拍手はご遠慮ください・・」というアナウンス。

厳かに始まったアリアに緊張や恐怖、凝り固まった疲れなどが流されていくようで、じわ~と自然に涙がこぼれます。もう体が自然に反応したという感じです。
そして黙祷を、と目を閉じた瞬間に、自分でもびっくりするほどボロボロ、ボタボタと涙が・・。
目をあけると私の視界には、メガネをはずして涙をぬぐう人、目頭を押さえる人多し。多くの人が同じ気持ちで同じように感じていました。

その後、この日で定年退団するというクラリネット奏者四戸さんの名演奏などを交え約2時間。
演奏や指揮が必ずしも私好みだったわけではないけれど、音楽のもつ力に感謝した時間となりました。

心が疲れた時、折れそうになった時音楽が癒してくれるとよく言います。
実際にメンタルケアには「音楽療法」と呼ばれるものも存在し、その効果も実証されています。
音楽療法には「同質の原理」というものがありますが、これは元気がないからといって無理やりアップテンポで元気が出そうな曲を聴くとか、悲しい気分を払拭するために楽しそうな曲を聴くのではなく、その時の感情と同質のものを聴くことによって状態を受け入れやすく、安定しそ、の後復調するのが比較的易しくなるのだそうです。

震災後私が一番癒されるな、落ち着くなと思ったのはほぼバッハのアリアのような曲。モーツアルトもよかった。ベートーヴェンやマーラーのようにドラマティックなものでない、感情が揺さぶられないような曲のほうがリラックスできたのです。

行く予定だったクラシックコンサートが2本中止になってしまったので、きっと心底音楽を聴きたかったんだと思うし身体もそれを求めていたんだなー、音楽って素晴らしいをまさに実感しました。

クラシックに限りませんが、一日も早く好きな音楽を聴いて癒される日が訪れることを祈っています。
被災地にいないみなさんでなんだか疲れたなー、元気がでないな、何もできない私は・・などと下を向きがちならぜひ何か音楽を聴いてみてください。

読売日響 みなとみらいホリディ名曲コンサートシリーズ
2011.3.20 14:00開演
指揮:下野竜也
クラリネット:四戸世紀
****

バッハ/管弦楽組曲3番 ニ長調 G線上のアリア
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《トランスクリプション名曲集》
バッハ(エルガー編曲)/幻想曲とフーガ ハ短調
ブラームス(ベリオ編曲)/クラリネット・ソナタ第1番
 (アンコール)モーツァルト(野本洋介編)「アダージョ」K.580a
グルック(ワーグナー編曲)歌劇〈アウリスのイフゲニア〉序曲
ウェーバー(ベルリオーズ編曲)/舞踏への勧誘
ドビュッシー(ビュッセル編曲)/小組曲
バッハ(シェーンベルク編曲)/前奏曲とフーガ
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