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MET来日公演「ランメルモールのルチア」 2回目  

12 LUCIA Damrau Lucic_296

2回目。
期間の限られる来日公演で同じ演目を2回観るなんて、なんて贅沢なこと♪
なんですが、散財の危険があり、近頃は初日、というのをあまり見ないようにしてきました(楽日なら、あーーもっとみたかった・・・(けどもう公演なし)で防げるw)。が、見ちゃった^^;、感激しちゃったら行きますよ!
毎日質素なお弁当生活を続けても♪

先週の、前日からなんとも言えない華やいだ気分とは一転して、気持ちが落ち着き、さらには仕事がバタバタと慌ただしくてそんな中駆け付けた文化会館は、その雰囲気も公演中日の落ち着きがありました。
今日の席は前回とは反対側の同じような位置です。
空席は多いけど私のあたりは満席状態。前列に始まる前からイスに浅く腰かけ双眼鏡を肘張って覗き続けるおばさまがいて、視界がさえぎられるわけじゃないけど、目に入りイヤな予感です。
(でもその体勢でずっといられるわけはなく、1幕途中で疲れて深く座りなおしたのでセーフ!)

文化会館の2階サイドの席は前回も感じたけれど、オケの音がダイレクトに届き過ぎる。
さらに右側に低音楽器が配置されているので今回のほうがより強く大きく聞こえました。
オケだけ聞くならきっといいんだろうけど、ちょっと大きく聴こえすぎるので、歌手の生声が埋もれてしまうことが多々あります。
NHKホールに比べたら残響は少ないので、とても聴きやすいし見やすいのだけど、私の好みのバランスと視覚的好みを考えると今後オペラを見るなら3階の左センターよりがいいかも!と思いました。覚えておこう~。

少し上からみるほうがオケを含め舞台上の人の動きや舞台上を照らす光の感じも全部見えるので好きなのです♪ この人の毛穴までしっかりみつめたい!という超好みの人が出てる場合はそんなことよりガン見優先ですけど 笑。

この日は半年以上前に発表されたキャストそのままの貴重な公演です。
(なので、ゲルブ氏の挨拶はなし、ちゃんと客席にはいましたが)
_DSC1348.jpg

ダムラウ・ベチャワのコンビは、ダムラウ・ヴィラゾンとは少し雰囲気が違います。
前者がエリートサラリーマンに恋する新入社員で、後者は10代同士の純愛といった風 笑。
見た目の違いはもちろんですが、そもそもの声が違う上、表現方法が違うので伝わり方も違うのだと思います。
ベチャワの声はとても透き通る甘い声、テノールの声と言われて想像しやすい真っすぐで美しい響きがあり、泣きの歌い方をします。ヴィラゾンの今は、曇りのある甘い声でだけど情熱的で体温を感じる絶唱系歌唱です。

見た目でいえば、ベチャワが途中から楽天社長のように見えてしまい(汗)、あの人の物言いがあまり好きじゃない私は、どこかにその感情も連れてきてしまい、この恋を見守りたいとか応援したいとかより、もしかしたらホントは面倒だと思ってない?自分に課せられたのは復讐が何より一番(仕事が一番!というエリート)で、恋はその次ときちんと順番ができているような感じで、若い新入社員女子が私が苦しむ、こんなに愛しているのに、といってるのが駄々こねてだんだんウザイと感じるようになってきたからフランスに行く、とか言ってない?みたいな・・・笑。
もーホント雑念だらけでした、一幕は。スミマセン。

またもっともっと伸びがあってまっすぐで強い声(さらに少しWetな)を楽しみにしていたのが1幕はどうもお疲れ気味なのか、そんな声も潜めてしまっていました。高音を出すときに一音下から持ちあげるような歌い方もヨイショ という感じでより疲れとか面倒くさいとかそんな感じに伝わってきたのです。ま~もちろんそういう表現もありだと思いますが、ここで熱愛をしてくれないと、ルチアが一方的に恋しまくって勝手に病気になってしまった風になってしまいます。
あ、そういう解釈もありですね、もちろん。

なんて思っていたら2幕で登場したベチャワは本来の美しい声が戻ってきていて、遠距離恋愛と会えない時間にルチアへの愛を確認したか?w、ルチアが結婚してしまったことに逆上して思いの丈をぶつける様子は痛々しくまた激しく、艶と甘さのある声+ど迫力で歌いあげ鳥肌がたちました。6重層では思わず涙が・・。
3幕はじめの、エンリーコとの対決のど迫力!そうこれを見たかったのよ~と心の底から拍手!!!
このあとはもう朗々とした、いや、しすぎなほど泣きに泣いた歌いっぷりに思わず「よ、●●屋!」と声をかけたくなる感じに笑。こういうのこそがオペラらしくて良いのですが、作品の世界に入って一緒に感情移入してハラハラドキドキしたいタイプの私には、「鑑賞してます」な気分になるところです。

ダムラウが舞台に倒れたり、寝転んだり、階段を駆け下りたりしながらも絶妙なコントロールで美声を聴かせていたのとは対象的で、ひたすら歌うことによって感情表現をしていたのがベチャワです。歌で感情表現ができなければそもそもダメなんですが、プラスアルファに期待していまう私。こういう動きの面でバランスがよかったのがヴィラゾンかな~と思います。私はヴィラゾンが本当に素晴らしい歌を聴かせていたころの実演を観たことがないので想像するしかないですが、その片鱗を3幕最後で感じられたので、きっと絶好調の時に聴いて好みを上げたらきっとヴィラゾンを選ぶかな~という気がします。今日のところ♪

こういう組み合わせ違いの公演をひとつのランの中で聴けるという贅沢はそうないでしょうから、本当に貴重で素敵な体験になりました。どっちがどうのというのは、単に好みの問題だし。

ダムラウも少しお疲れ気味でしょうか。あんなに精巧だった弱音のコントロールが微妙なところがあり、3幕の狂乱の場も最初の最高音は上がり切らずフラット。最後は入りを間違えてしまったりして^^;。でもその分?より感情の乱高下が激しくて息苦しくなりました。しめの最高音は初日よりずっとスリリング。

そういう少々気になることがあるとはいえ、人間ですから当然です。機械だってバグ起こしたりするんだし。
また、どんなに好調だったとしても、一日たりとも、一回たりとも同じになることはありませんから、こういう変化も同じ作品をみる醍醐味です。

いろんなことを考えながら、感じながら見るから、文字にするといろいろ・・・なんですが(笑)、とにかく最初から最後まで素晴らしい歌姫だったし、他のキャスト、オケも含めて払った金額のことなんて瞬間に吹っ飛ぶほどの満足感だったことは間違いありません。

今日は最終日。
少しでも興味がある。見てみたいな~と思っている人は、数か月の飲み代我慢してもぜひ見てください。
それだけの価値は十分にありますから!!

もう少し書きたいけど、また後日。

■メトロポリタン・オペラ2011 来日公演「ランメルモールのルチア」
指揮: ジャナンドレア・ノセダ
演出: メアリー・ジンマーマン
出演者:ルチア:ディアナ・ダムラウ
エドガルド:ピョートル・ベチャワ
エンリーコ:ジェリコ・ルチッチ
ライモンド:イルダール・アブドラザコフ
アルトゥーロ:マシュー・プレンク
アリーザ:テオドラ・ハンスローヴェ

■2011年6月16日(木)18:30開演~21:45頃終演
 1幕:18:30-19:10(休憩25分)
 2幕:19:35-20:15(休憩25分)
 3幕:20:40-21:45
■東京文化会館
■2F-R2列

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コメント

わたしの大好きな2幕終盤「出て行け、我らの怒りは」は絶対この夜の方が感動しました~
あとラストのエドガルドが死んじゃう所はマジ泣きしたわたしです。
CDやDVDでの歌手の見比べ聞き比べはよくするけど、実演でできたのは贅沢だし、いい経験になりました。
やっぱり好みって違うのね~ということもよくわかったし(笑)

さちえ #1olHiW.o | URL
2011/06/23 23:17 | edit

>さちえさん
>2幕終盤「出て行け、我らの怒りは」は絶対この夜の方が感動しました~
ああ、ここは確かに!しかし
> あとラストのエドガルドが死んじゃう所はマジ泣きしたわたしです。
ここは「よっ!・・」と声をかけたくなった私です 笑。

CDやDVDって当たり前だけど何と小さな世界なことよ・・と思ったわ、今回。
もともと、特にDVDなんかは見ないけど、ますます絶対見なきゃ、というとき以外は見なくなりそう。
ナマが一番!!

> やっぱり好みって違うのね~ということもよくわかったし(笑)
違ってよかったね♪

nana #- | URL
2011/06/25 08:21 | edit

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メトロポリタン・オペラ2011来日公演 「ランメルモールのルチア」6/16(木)

先週「ルチア」を見てあまりにも感動、チケットもまだあるようだし、ということで翌日には16日分を取ってしまいました。この日のエドガルド役はピョートル・ベチャワ、個人的にはネトレプコとの共演DVDで見慣れたキャストです。先週のヴィラゾン版に比べ大人なエドガルド

What's up, Luke ? | 2011/06/20 01:32

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