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ダイヤは何年たってもダイヤなのだ。  

3連休の中日。
気持ちもゆったり、優雅な気分にもちょっぴりひたりながら友人たちと向かったサントリーホール。
オペラ公演よりも一段と年齢層の上がった客席でしたが、それぞれのみなさんが精いっぱいのおしゃれをしている様子が今日の自分の気持ちにもぴったり。

64歳のディーヴァは、1部は白いドレス、2部は黒いドレスとシンプルながらも華やかで、上半身の厚み(太っているということではなく)に驚きました。
サントリーホールは、聴く席によって音の聞こえ方はずいぶん違いますが、今日の席は割とバランスよく聞こえるものの、残響が・・・(TT)。銭湯か温泉で歌っているような響きです。ま、少々艶のなくなったディーヴァにはちょうどいいのかも・・。

この日のオケはなんというか・・時節柄?元気がよくどの序曲もまるでこれから玉入れか、騎馬戦が始まります!ぱん!みたいに聞こえてきました。だるいよりいい?うーん。

そして。

努力と経験で磨き上げてきたものは、どれほどの年月がたって埃がかぶることがあったり、ヒビのはいることがあったとしても、その元にある輝きは絶対に消えることはない!ということをまざまざと見せつけられたコンサートでした。

これだけの有名アリアのオンパレード、しかも若い歌手のみなさんでも1曲がいっぱいいっぱいな感じになコロラトウーラ全開の曲のオンパレード。
これを声が割れようと、ざらつこうと、ほぼ全ての最高音がフラットしようと、耳には確かにそれが聴こえるけれど、そんなことを越えて強靭なテクニックと意思をもって、高音を出さない!歌わない!という選択ではなく歌いきったことから伝わるメッセージや彼女の生きざま、栄光と挫折と終焉と・・。
そんなことが一気に押し寄せてきて、気づいたら涙がボロボロっとこぼれてディーヴァの姿がにじんできました。

凄かった。
全盛期のそれはそれは素晴らしかったであろう時期には聴けなかったけど、同じ時代を生きた証として、キャリアの最後かもしれないけれど間に合ってよかった。聴けて良かった、会えてよかった。
本気でそう思えた夜でした。
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■エディタ・グルベローヴァ ソプラノリサイタル
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
指揮:アンドリー・ユルケビッチ

W.A.モーツァルト:
歌劇『後宮からの逃走』より序曲(オーケストラ)
歌劇『後宮からの逃走』より"悲しみが私の宿命となった"
- Traurigkeit ward mir zum Lose
G.ドニゼッティ:
歌劇『ロベルト・デヴェリュー』より序曲(オーケストラ)
歌劇『ランメルモールのルチア』より狂乱の場 "苦しい涙を流せ"
- Il dolce suono... Spargi d'amaro pianto
G.ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』より舞踏音楽(オーケストラ)
G.ドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』より"息子が!息子が!誰か!~彼は私の息子でした"
- M'odi ah m'odi... Era desso il figlio mio

2部
A.トマ:歌劇『レーモン』より序曲(オーケストラ)
V.ベッリーニ:歌劇『清教徒』より"あなたの優しい声が"
- O rendete mi la speme... Vien, diletto, e in ciel la luna
A.ポンキエッリ:歌劇『ラ・ジョコンダ』より「時の踊り」(オーケストラ)
G.ヴェルディ:歌劇『椿姫』より"ああ、そはかの人か~花から花へ"
-Ah, fors' e lui che l'anima... Sempre libera

アンコール
L.バーンスタイン:『キャンディード』より”Glitter and be gay"
J.シュトラウス:「こうもり」より田舎娘の姿で
 -Spiel ich die Unshuld vom Lande"

■2011年10月9日(日)18:00~20:40頃
■サントリーホール
■2F-RD-1列
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