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私は歳をとりすぎたか・・。  

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まさかこれだけ豪華なPhantomを見て、自分が1滴の涙も・・それどころか、うるっとも、ちらっとも心が動かなかったなんて・・もしかしたら、、という予感はありつつも、それでもPhantomだしね、と行ったり来たりの気持ちを抱えてはいたものの少々自分に不満であります。

あるのは、観た!という事実と見たことに満足というだけ(哀しい・・)。

関連記事を2回もエントリーしている通りとても楽しみにしていたのですよ、映画なのにチケットも発売日発売時間ジャストに購入するくらい。
そういえば2004年の映画版Phantomも試写会に1番で並ぶほど楽しみにしていたのにぶーたれて(笑)、ぶーたれたにも関わらず公開したらまた見に行ってさらにブータレて・・。って私はマゾかいな、、、。

なんというか、すごく好き!と思っているのにその気持ちが常に空回りして成就しない、そんな感じに似ています。それだけこだわりも強いのでしょう。

Phantom of the Operaという作品はとにかくPhantom役がすべてです。この人が相当に魅力的じゃないと(かっこいいという意味ではなく)ブータレたくなるのですよ。映画は評判はよかったようですが、私には歌が下手すぎな上好みじゃないけどキレイすぎるメイクとマッチョすぎで全然ダメ。
今回のスペシャルは・・若すぎてこれまた好みじゃないけどキレイすぎて(立ち居振る舞いも含めて)、熱すぎてダメ。

大昔の日記に書いてありました(2001年)
とにかく優しい。そして哀しいPhantom。とても繊細で触れると壊れてしまいそうなクリスタルガラスのようなPhantom。たぶん原作のPhantomは「威厳、知性、執念深さ、カリスマ性、凶暴性、セックスアピール、さみしがりや、ひねくれ、支配欲」を持った人なんだと思う。でもって、この原則に従うPhantomはたぶんB型気質。それがまた惹かれる理由でもある(笑)
こうと決めたら迷わず突き進む行動力と情熱に、興味の対象にとことん執着する姿に、自分の気持ちに正直で 喜怒哀楽が激しい性格に、大人の色気、自由奔放、子供のような天真爛漫な姿に、・・こういう人に普段も惹かれてしまう私はA型(^^;。 なんて私のことはどうでもいいか。

何よりこういう性格や心の動きを声で表現して欲しいししてくれるキャストに会えるとたまらなくなる。 この声が劇場に響きわたるからその声を全身で浴びていられることが最大の喜びなのだ。 劇場全体に響く声とその姿をみれば心が一緒に震えてくるのだ。至福の時。 劇場から離れて、自宅で声を聞くだけでもその場面が目の前に広がるし、泣きポイントではスイッチを入れるように泣ける。


ははは、、、、10年前・・。
演出が25年前から変わっていないことを考えるとキャラ設定も変わっていないということ。ということは私の期待が同じでも仕方あるまい。でも大きく違うのは私が歳をとったということ(+_+)。

初めてPhantomを観たのは四季の初演時1988年。
当時は演じる人が自分よりすべて年上なのだから誰であっても大人であることを感じられたけれど、今はほとんどの場合が年下の若造になってしまうので、ここに期待が裏切られてしまう根本原因があるのでしょう。20代や30代のボクちゃん達が演じるPhantomに上記は無理・・だよねぇ・・・。
はぁ~、歳は取りたくないものです(涙)。

このほかにもある意味必然というか、当然というか・・理由はいくつも上げることができるんですが^^;、書くのをやめようか、書いちゃうかとか・・・そんなこともちょっとは悩んでみましたが、自分のブログだし自分の気持ちの変化だから記録しときます^^。

*聴きなじんだ音楽じゃなかった。
 理由はわかりませんが、帰り際に何人かが同じようなことを話していたので私の空耳ではないでしょう。
オリジナルキーを半音からもう少し?下げていたと思う。現役のみなさんが歌うのに全部をわざわざ下げる必要はないので、なにか映像上の問題が技術的な問題かもしれません。 
テンポもゆったり。もっといえばとても重くてもったり。せっかくの音楽が死んでいた。オケが上部にいたので、実際のホールではどんな風に聴こえたのかな?

*うるさい!
 このところナマ鑑賞(特にオペラやオーケストラ、ピアノなど生音、生声といった繊細な響きを一生懸命に聴く)が続いていたので、全体の音のバランスとか繊細な表現を耳が求めているのです。もともとマイクを使用するミュージカルなので仕方ないですが、この機械的、電気的で平面的な音が映画館の音響に重なるともううるさいとしかいいようがないです。ひとりひとり、ひとつひとつ、を楽しめないのがこんなにつらいなんて・・。
それに元々この作品では生の舞台でもすべてその場で歌っているわけではなく、部分的には事前に録音したものを流しているので、そもそも途中でヘンな機械音が混じることになるのですがそういう切り替え部分がバリバリしすぎてて耳が痛い・・・。
オペラのHDもこういう煩さが嫌いなのですが、それでも顔近くで声を拾わないからか?もう少しマシです。
それにPhantomにはおでこと頬の2か所にマイクついてましたよ、、なんで?

*演目が悪い!
 これを言っちゃ~なんですが(笑)、レミの25周年との大きな違いは音楽の差だと思いました。
 曲の良し悪しという意味ではなく、Phantomはオペラ「的」歌唱が多く含まれているので、歌手のみなさんもそれなりに訓練された方もいますが、あくまで「的」。さらにコーラスの方々はそれぞれの発声なのでコーラスになるとバランバランで苦し紛れな強烈ビブラートなんかが耳につくのです。要するに、オペラ「的」な部分とミュージカルとでは求められるものも声も発声も違うので、これらが混ざった時に気持ち悪さに機械的に調整された音が聞こえてくる。辛かったです。
 これは今に始まったことではなくて、Phantomを好んでみていた時からずっともっていた違和感が致命的になった感じです。
 同じミュージカルでも、レミや、たとえばマンマミア、ライオンキングのようなものであればこういう違和感はありませんから。

*やっぱりアップ映像は不要
 これも何回も書いてますが、やっぱりそう思いました。
 いくらイケメンでも、どれほどの美女でも・・です。ドラマや映画ならいいんです。
主役が重要といいつつ削られた部分も作品の一部ですから私にとっては重要なんです、もちろん生で観ていてもすべてをみられるわけじゃないですが、強制的にみえないというのはだめ。
そして音を聴き、声を聴き、動きを見て、セットや空気を感じながら、自分の中で想像する。
実際にそのとおりか?ということはどうでもよく、正解はこれである、ということもどうでもよく、想像して感じたい、これがナマで体験する最大の楽しみなんですよね。こういう部分がとても重要だと思う私には、あら、案外ごっつい手なのね、とか、この眉毛なんとかならんか、、とか、お肌が美しくないわ、とか、鼻水まで垂らしながら歌ってるよとか、、もしや結構歳とってる?とか、、こんなの見えなくてよろしい!!!笑。
こういうのはお酒でも飲みながらテレビに向かって突っ込み入れて楽しむ、余興としては楽しくても本来みえなくてよい。きっと繊細で指が長くてきれいに整えられた爪をして・・とか、と、勝手に想像させてくれ!と思います 笑。
アップだと細かな表情もみられていいよね、と多くの人は思うところなのだと思いますがテキトウな距離でお願いしたいと思います(__)。
ああ、高画質、HDの罪だわ・・・。

*キャストが・・不満。
 スミマセン。完全に私の好みの問題です。
実際に生で聴いたことがないので(全員そうですが)頓珍漢な感想かもしれませんが、映画を見た限りではひたすら若いとしか思えませんでした。実際若いので、そこに人生の屈折や悲哀を出せ、という方が無理かもしれません。まだラウルのほうがいいんじゃないかしら?よく伸びてでかい声なのはアンジョルラスの時も思いましたがファントムはそれだけじゃいけない。彼の声には優しさが足りないんだな。
もうファントムはこれで卒業する、とか言ってるようですが、何を言っているのですか??これからですよ、ファントム役を極めるのは。ま、まだ若いので少し他の役で経験積んであと10年したら戻ってきてください。
 ラウルも全然違うな~。声が重いし王子系じゃない。唯一よかったのがクリスティーヌか。私クリスティーヌ役には何の思い入れもないので普通であればよい^^。何回観ても眠くなる墓場のシーンは彼女の聞かせどころで、実際熱唱していましたが、やっぱり眼をあきながら寝てしまいそうになりました。ごめんね~。

**コンサート形式ではなくスペシャルバージョンの舞台だったけれど、いかせん広いRAH.映画(2004年)時のシャンデリアや映像を使いながらうまく作っていたと思うしなかなかゴージャスではあったけれど、席によっては全然みえなかったのかもな。。

スペシャルゲストは以前も紹介したとおりオリジナルキャストのMichael Crawford、Sarah Brightman、Colm Wilkinson、Anthony Warlow 、JOJ、もう一人は次期ロンドンキャストの方だそうですが、なぜキャスティングしたのか謎。

ファントムズがそろって歌う中、オリジナルキャストのマイケルだけは隅のほうに。体でも悪いのか?と思ったのですが、どうやら現在Londonで出演している作品のマチネ公演がこの日あったようで、声帯を休めるために歌わなかったんだそうです。もう69歳だもんねぇ。表情が全く変わらず蝋人形のようでちと怖いが・・・誕生日が同じ1月19日ですから・・関係ないけど^^;、まだまだ現役でがんばっていただきたいものです。

最後にRaminがMCさんに握手をしている姿はとても素敵だった・・。

というわけで、休憩なしで3時間10分も長かった。
オペラは長くても途中休憩があるので、これも疲れる要因のひとつだと思います。

文句だらけですね、すみません。でもそれほど思い入れがあるし好きなんですよね、私。
でもロンドン行ったことないし、生舞台を愛する私には映画が向かないってことだな、笑。

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THE PHANTOM OF THE OPERA AT THE ROYAL ALBERT HALL
Saturday 1st October at 7.30pm
Sunday 2nd October at 1.30pm and 7.00pm.

The Phantom: Ramin Karimloo
Christine: Sierra Boggess
Raoul: Hadley Fraser
Monsieur Firmin: Barry James
Monsieur André: Gareth Snook
Madame Giry: Liz Robertson
Meg Giry: Daisy Maywood
Piangi: Wynne Evans
Carlotta: Kiera Duffy

Special Guest
original cast members
Michael Crawford
Sarah Brightman
Colm Wilkinson (Original Canada cast)
Anthony Warlow (Original Australia cast)
John Owen-Jones (current London Cast)
Peter Joback (next London Cast)

追記:
そういえば、舞台で見たのはいつだろう・・と遡ってみたら、最後は2006年の12月NYでした。その前は11月のNY
、主役クラスが代役だらけで1幕のほとんどで耳がふさがってしまいしまいに1幕終了で我慢できず帰ってしまったという・・^^;。そんなこともありました。
日本では初演、再演で終了。もう20年以上観ていません。たぶんこれから先も観ないでしょう。
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category: 映画

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コメント

わ~、勉強になるなぁ。
耳の肥えていない私は気にならなかったけど
そうか~半音下げてたんですかね?なぜに??
マイクのあれこれも、RAHはあの作品を演じるには大きすぎるのかな・・・
(あ、でもそれだったら去年のレミのO2はもっと広いか)。

いつかまた、nanaさんが満足できるPOTOに巡り会えますように~。

aya #fdGsTRjY | URL
2011/10/24 00:01 | edit

ayaさん

> わ~、勉強になるなぁ。
ひぇ~~^^;。耳が肥えていないだんて何を言ってるんですか!!あんなにたくさん観てるのにー笑。
もしかしたら観た劇場や時間によっては本来の音だったのかも?なんて思ったりします(ちょっとそんな記事がヒットしたのもあって・・)。すごく不自然でね、カラオケで声が出ないときに少し下げたりするでしょ、あんな感じの下がり方。なんなの?このモッタリ感みたいな。
だからテクニカルな問題じゃないのかな。真相はいかに?

レミはスタンドマイクでコンサート形式にしたのが正解だったんですよ、あそこ大きいし。ファントムはあの美術、演出も全部みせたいから舞台版にしたかったんだろうけど、うむむ。

nanamayu #- | URL
2011/10/24 23:02 | edit

結局見に行く時間がなくて行けませんでした。
ブレーレイが出たら購入します。
本物を見過ぎて耳が肥えるのもある意味悲劇ですね。(すいません、いい意味でです、勿論!)
私は永遠の素人なので、何を見ても感想は「良かった~」です。(爆)無知の方が幸せ?いえいえ私も高いレベルに行きたいなぁ(泣)

oshi001 #MdZIcEXQ | URL
2011/10/24 23:53 | edit

歳は関係ないんじゃないっすか?笑

ぶーたれながらも律儀に見に行って、こうやって几帳面に感想をお書きになるnanaさんは、ほんと、つくづく真面目ですよね。皮肉じゃないですよ。気にいらない(と思われる)ものはなかったことにして済ます大雑把なわたしには真似できません。同じ山羊座でもえらい違いや。。。

MARI #- | URL
2011/10/24 23:59 | edit

oshiさん

> 結局見に行く時間がなくて行けませんでした。
スカラは今週いっぱいですけど、横浜はこれからみたいですよ~!まだチャンスはあるのでサイトチェックして是非見に行ってください!!

> 本物を見過ぎて耳が肥えるのもある意味悲劇ですね。(すいません、いい意味でです、勿論!)
何をおっしゃっているのやら・・(笑)。oshiさんの方が本物(本場もん)をたくさんみているじゃないですかー。NYにロンドンに・・。私の場合は耳が肥えてるのではなく、単に好みとこだわり、ですから(笑)。

それに、oshiさんはいつもとっても謙遜して、私は素人なので~何を観ても良かった!という感想と私のブログにはこのように書いてくれますが、私は知っていますよ、良くなかった、、好きじゃない、云々と書いているのを(笑)。むふふ。

nanamayu #- | URL
2011/10/25 19:29 | edit

MARIさん

せっかく真面目と褒めていただいたのですが、ぶーたれながらも感想を書くのはまだいいほうで、嫌い嫌いも好きなうち、みたいな感じで(笑)。
何も感じない、あかん!というものは完全に無かったこととして抹殺してるものが結構あるのですよ、実は^^。

ま、同じ山羊座でも私は一応A型ですからね~(笑)。

nanamayu #- | URL
2011/10/25 19:36 | edit

私も火曜に見てきました。
同じく音響とキャストとアップ映像に不満が残りました‥キャストは歌以外の要素で選んだのかなーとか思いながら見てました。

みどりん #lHI8H0U6 | URL
2011/10/31 01:14 | edit

みどりんさん

やはり、ご覧になり・・・やはり音響とアップ(笑)。
アップでこそわかるものもあるけれど、近頃の高画質&大画面はあそこまでアップにしなくてもねぇ。。しかも映画館の音響はサラウンドとかなんとかすごくいいので、戦闘シーンなんかは迫力満点でいいけど、こういう繊細なものはやっぱりね、、、とこういう意見は少数派なんだと思うけど、そういう意見もある、ということで^^。

nanamayu #- | URL
2011/11/01 09:30 | edit

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