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Metropolitan Opera [Madama Butterfly]   

下書きに放置されたままではいかん。
本当なら今日あたり、日本でみた蝶々夫人の記事を書いているはずだったのに、、、、、残念。
と思ったらちょうど2009年のMET HDが放送されたのでそれを観ながら放置してたことを思い出しました^^;。
で、ようやく公開。
ま~、2009年のは当時映画館でも観たし、音声もDLして聴いたりしてお気に入りなんで、それと比較すると歌手はよろしくないですね。でも久しぶりにテレビでみて、カメラの切り替えの多さやアップでひきつつ、劇場でみたほど光や色彩の美しさは出てないな、と思ったり、広いMETだとシンプルすぎて空間のスキがあり過ぎる感は人物にフォーカスするHDのほうが自然かな、と思ったり。
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「蝶々夫人」
故アンソニー・ミンゲラ演出

サイドボックスの前列、少し角度はあるものの全体は見えるしオケピも覗けるし音の返しもいいし、でどの劇場でもこのあたりの席が好き。
シャンデリアが上がりさあ始まる!となってからもモゾモゾ、ゴチャゴチャとおしゃべりしたり立ち上がって扉から出入りを頻繁にする隣のBOX。

指揮者が登場し演奏が始まっても時々黙るけどしゃべったりゴチャゴチャ動くのは続くのです。どうやら、家族だか友人だかできたフランス人たちの席(BOX)が2つに分かれてしまったようで、子供は「お父さん、、ごちゃごちゃ、」、お父さんは妻と娘にごちゃごちゃ、、扉から出たり入ったり。離れた、といったって隣のボックスで手を伸ばせばそこにいるし会話もできる距離なんだから諦めて静かにすればいいのに、いつまでも出たり入ったりごちゃごちゃ、本当にうるさい。しかもBOX席というのは椅子が固定されていないので、動くたびにズズっと音がしたりして。
始まるから静かにしなさいよ!、、と言おうと思ったところでそのBOXにいたご夫婦にしっ!とされて一旦静かになりました。言われなくても静かにしろよな・・。

インターミッションでうるささに呆れたご夫婦に席を代わってもらったようで2幕は少し静かになりましたが、それでも最初は一緒になれた喜びかとなりのBOXでごちゃごちゃごちゃ・・・静かにしろよ。

というわけで冒頭まったく集中できずに始まってしまったんですが、ミンゲラの演出はMETの大きな舞台全体をより大きく広く深くみせるシンプルさと美しい色彩、そして光が包み込むものでした。美しい色彩といってもカラフル、華やかとは少し違ってトーンは押さえ目でクロが強いとも言えますが光の使い方が見事。ハラハラと舞い降りる桜吹雪や灯篭などの美しさはこの劇場でみてこそ映えるな~と思いました。天井には鏡があり広がりと輝きが加わります。
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大きな階段が後ろ半分、前半分は障子のようなものが横にスライドして(自動ではなく、黒子が動かしてかしている)部屋に見えるようにしている感じ。
この演出だと舞台と目線が同じだと効果があると思いますが上からみるとなんだか陳腐。舞台裏が全部みえてしまうような感じなのでうーむ、と。
壮大な中国大陸と日本の寂と中国の華を感じます。あれ、舞台は長崎・・日本^^;。

ま、外人から見た日本なんてこんなものでしょう。だから日本人がわりと嫌いなんですよね、このオペラ(笑)。演出はミンゲラで衣装や振り付けはご夫人の中国人なんだそうで、当然といえば当然こうなりますね。
衣装、というかいでたちはもう突っ込みどころが満載でいちいち書ききれません 笑。

歌手のみなさんはとても大きな拍手も受け大喝采を浴びていましたが、日本人だからか?どの人もこの人もイメージが違って私は貝になりそうでした(^^ゞ。
まず蝶々さん。
中国人歌手。当たり前ですが欧米人には区別がつかなくても日本人から見たら日本人じゃないことはすぐにわかります。ソプラノ泣かせといわれるこの役を頑張って歌っていましたが、私は個人的にもう少し艶と重めの声で歌ってほしい思いました。以前HDで観たラセットの印象がとても強く、今回も予習で聴いていたので余計にそう思ったのかもしれませんが、今回の蝶々さんはとても軽くてドライなんですよね、声そのものが。年末にNHKで放送したドラマによれば「武士道」を極めるために自害してしまうほどの芯の強さがあるのにあまりに軽い。しぐさは控えめでそれらしくてももう少しっと芯の強さとたくましさが伝わらないとなんで自殺しちゃうのさ、と思ってしまいます。今時の子って感じ。

ピンカートンはロバートディーンスミス、ってこの人ワーグナー歌いの印象なんですけど、なんでピンカートン?見た目からして若さも軽さもないまったくのミスマッチ。オペラ歌手はこういう人が多いのでそこは目をつぶるとして歌は・・って全然タイプじゃない。
第一声が聴こえた時、うわ~なんて滑らかでやわらかい、素敵なレガートで歌う人なんだろうとびっくりしたのですが、ほとんど直立不動で無感情な様子と若さも傍若無人さも全然ない淡々とした歌いっぷりにだんだんなんじゃこりゃ?と思いました。演技できないんだろうか・・。声量もあまりなく、ガツガツ鳴らすオケに負けっぱなし。
ワグナー歌えてるのかな、、と余計な心配しちゃう。

スズキ
そして子役はいなくて子供のパペットが登場します。文楽を取り入れています。
ミンゲラによると、何をしでかすかわからない小さな子供じゃないほうが歌手が余計なことに気を取られず歌に集中できるから、、ということだそうです。ふむ、それは確かにその通り。
それにパペットとはいえとても表情豊かに感じる扱い方なので時には本物の子供のようにみえることもありました。が、、、気味悪い。つるっぱげに無表情の人形。
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ということで、照明の美しさは素晴らしかったですが、感動には至らず。
そもそも脚本に難ありですが、日本人の演出する(しかしアサリ氏・・・)世界のオザワの指揮する蝶々さんを見に行くことにしました。
どんな感想をもつのやら・・。
(※追記:これが中止になりました、残念)

■Metropolitan Opera 「Madama Butterfly」
Conductor:Yves Abel
Producer:Anthony Minghella
Cio-Cio-san:Liping Zhang
Pinkerton: Robert Dean Smith
Suzuki;Maria Zifchak
Sharpless: Luca Salsi
Goro:Joel Sorensen

Pretier box 9 

     
      
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