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冷たい雨の日に~ロマノフスキー  

5月とは思えない冷たい風雨の中、ひさしぶりに若手ピアニストのリサイタルに行きました。
バタバタと慌ただしく会社を出てタクシーで会場に到着したら開演2分前。ふ~間に合ってよかった。
1、2階とも正面はそこそこ入っていましたが、サイドはどちらもガラガラ。私の周りもがら~~んとしています。若手なので来日するたびに席が埋まっていくのでしょうね。

まだ20代の若者らしい技巧系のプログラムです。
アレクサンダー・ロマノフスキー・・という名前だけでうわ~と萌えそうな(笑)素敵なロシアンネームなのですが、その期待を裏切らない、スラリと長身、色白の青年です。

私は彼の演奏を聴いたことはなく(CDでも)、何故行こうと思ったのかこれといった動機はなかったのだけれど、毎日届く公演情報の中で、何となくこの人を聴いてみたい、と惹かれるものがあったということだと思います(容姿ではなく(笑))。

終演後の私のツイート。

アレクサンダー・ロマノフスキーという名前から一般人が想像するだろういかにもなロシアンピアニストを聴いた。いや~若い!そして今風、、というのは妙な感想か(^_^;)。なんだろう、見た目は線の細い繊細そうな青年なのに、わりとドライで太い音。縦の深さやか軽さはあまり感じないけど、疲れを知らない集中力とどこまでも動き続ける指に驚愕。前半のハイドンはすっかりウォームアップな感じで、ブラームスは技巧は素晴らしいけど、会場の空気とあまりマッチしてなくてちょっと残念。これ後半だったら圧巻だったと思う。後半のラフマニノフ2曲は今の彼にぴったり!音の絵は、宗教画の映像が浮かんだのだけど彼には何が見えてたのかな?しかしまだ28歳だって。これから30年以上聴く楽しみがあるのね~素晴らしい!え、私はいくつよ(^_^;)? 未来ある青年の成長を楽しみに生きるわ~(笑)。

直後の感想です^^。
このあとインタビュー記事などを改めて読んでみたら、ウクライナ出身だけど、早いうちにイタリアに渡り音楽の勉強をしていた、と書いてあり、なるほど、と思った。
ロシア(とひとくくりにするのもどうかと思うけれど)の人が持つ少し陰影のある繊細な音のイメージではなく、ドライで太いと思ったのはこういう環境のせいもあるんだな、っと。

そしてラフマニノフがものすごく彼のイメージや演奏に見事にリンクしているように感じたのもなるほど、本人がラフマニノフにとても共感していて、風貌も似ている、手の大きさも、、と感じているからこそなのだなっと。

ブラームスが空気とマッチしていない、と感じた理由は、ガラガラの客席の影響か、外が冷たい雨だったせいか、会場全体にヒンヤリ、ウェットな空気が流れていたので、そこに彼の演奏するものすごい技巧とピアノの鳴り方がもう一つあっていないように思ってしまったからだけど、休憩挟んだあとはその空気すらもガラリと変わったのです。

これから先どんな演奏を聴かせてもらえるのか、楽しみなピアニストです。要注目。

Romanovsky-a4014.jpg


(プログラム)
ハイドン: ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob XVI-52 
ブラームス: パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第1部・第2部

(休憩)

ラフマニノフ: 練習曲「音の絵」Op.39 より
         第1曲 ハ短調
         第2曲 イ短調
         第3曲 嬰へ短調
         第5曲 変ホ短調「アパッショナート」
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.36 (1931年改訂版)

(アンコール)
*ショパン:ノクターン第20番 嬰ハ短調 “レント・コン・グランエスプレッシォーネ”

*スクリャービン:練習曲Op.8‐2「悲愴」

*バッハ / ユシュケヴィチ編曲:管弦楽組曲第2番より “バディネリ”


アレクサンダー・ロマノフスキー インタビュー

◆2012年5月22日(火) 紀尾井ホール 19時~21時
 2F-BR
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