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モーリスベジャールバレエ 第九交響曲  



バレエに親しむ週末その2。
メータとイスラエルフィルの第九、ベジャールバレエ団の第九は別のプログラムだと思っていました。これが実は同じプログラムと認識したのはつい最近で、半額チケットのメールを観たときです。
何たる無知(汗)。

ベジャールバレエといえばボレロ(観たことない)が作品として有名なのは知ってる、が、どんなもんだろう?
メータとイスラエルフィルの第九は淡々としていても素晴らしいだろうし、こないだのマーラー5みたいに上質なシルクのような音色をまた聴かせてくれるだろう。
だけど、ダンスに生オケだとより正確に演奏せざるをえないだろうし、350名というダンサーが一同に会してとなるとかなり祝祭的な感じなのかなー?とぐるぐる。

昨日観た、という人たちからは賛否両論。
さてさて、、、。

ひゃ~、3楽章と4楽章歌はいるまでだけ、もう一回観たい、観たい(≧∇≦)。
これは直後の感想。

第九=ドイツ語と染み付いてる私には、最初にマイクもって語ってた人か、ドイツ語じゃなくてフランス語だったことに激しく混乱。さらに声がだみ声で美しくない。
パーカーションとドラムが入って、はっ??なんて思ってたら厳かに第九の1楽章がスタート。
うーむ。
1楽章と2楽章は正直、マスゲームか床運動か、体育祭のダンスか、、みたいな振り付けとドタバタと動きが揃わず、どすんと響く足音に、うわ、これはハズレか、、。オケの響きも今ひとつだし、、とかなり残念な気持ちになってしまう。楽章間に拍手も入るし。
(とはいえ、拍手はプログラム上仕方ないし、拍手ないとかえって変かもしれない)

ですが、3楽章。
揃いの色の衣装を身にまとったソリストが登場し、一番美しい天上の音楽が始まった途端、気持ちが、雰囲気ががらりと変わりました。
そこに登場したジュリアンのオーラと美しい筋肉。
初めて第九とダンスの融合、ああ、これ素晴らしいかも、と思えた瞬間です。
ゆっくりした音楽にゆったり反応するカラダの動きが本当に美しく、ダンサーはやはり肩から背中が言葉を語るのだわ、、と想い涙。
4楽章にはいり、登場したいままさに勢いがある、というオスカー君の若々しい動きと背骨の美しさw。

いよいよソリストの出番、と思ったところでダンス部門の個人的見所は終了。

ピットをつぶし広く舞台スペースをとった一番奥に180センチほどの高さの舞台上に配置されたオケとソリストはマイクを使ってそれなりに聞こえてきます。両方を堪能するのは中々難しくて、オケは時々素晴らしい音色が聞こえるけど、普通でした。
ソリストはマイク通した声なので、特に印象はなくソプラノが不安定で変なブレスをした以外はなかなか。
それにしても最後に向かって盛り上がるのは音楽でなく、ぐるぐるぐるぐる、、、いつまでも回り続けるダンサーさん。
音楽がジャン!と鳴り終わってもさらに回り続けるのがものすごく違和感で、早く止まらんかい!と思う程。
この辺でその振りに込められた想いと音楽は一致しているのか混乱。

ジュリアン&オスカーというふたりのダンサーを再度観たいとおもいつつ、その短い時間のためにはあまりに高額なチケットと、その他の混乱を考えてやめ。
二人が美しすぎて、満足が勝ってるけど、他の作品を観たいか、と言われるとかなり微妙である。

ただ、ワタシが好きなのはキラキラふわふわチュチュ系バレエじゃなくて(これはこれで美しいのでたまには良い!)、感情の上に感情が乗っかるような音と肉体の融合系なのかも、、と確信したのはプラスの効果。親しみながら色々試してみると好みがはっきりするのよね。
サンクトまで行ってみるKODは好みかもしれない、と思えてきた♡

今日観たベジャールバレエは女性があまり美しく見えない、なんせあのスクール水着のようなものでは。(素人の目)、肉体美で見せるには、貧相な日本人にはさらに気の毒(素人目)。ゴテゴテとしたトラディショナルな衣装もバレエ系は日本人には着こなしが難しいけど、このようなカラダで勝負なのも男性はさらに。。。

ベジャールイズムを叩き込まれた人たちの魅せる動きとそうでない人とのあまりの差に驚きつつ。
その分男性ダンサーにしか目が行かない。人によって音の掴み方が違うし、カラダの反応が違い過ぎるので、同じように踊っても掴まれる人とそうじゃない人に大きくわかれるということも観ながら思い。

さらに、今日の公演は、バレエ好き向けか、クラオタ向けがどっちだったのかなと考えたり。

::::
でも一番みながら思ってたことは、3楽章だけマルちゃんに踊ってほしいということ。
ジュリアンさんの肩から肩甲骨が美しすぎだ(´゚艸゚)∴筋肉のつき方がマルちゃんと同類だなと思った途端(´゚艸゚)∴、、ここでも沼るww

そして今日は11月9日。
ベルリンの壁が崩壊してからちょうど25年。
この日は私の人生の中で最初に受けたものすごい衝撃を受けた日なので、この日に第九をどんな形でも聴くのは私にとってとても重要だったのです。


<東京バレエ団創立50周年記念シリーズ 7>
「第九交響曲」

テキスト: フリードリヒ・ニーチェ 
音楽: ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン
オリジナル美術・衣裳:ジョエル・ルスタン、ロジェ・ベルナール 
照明:ドミニク・ロマン
衣裳制作:アンリ・ダヴィラ

指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
出演:東京バレエ団、モーリス・ベジャール・バレエ団 

ソプラノ:クリスティン・ルイス  
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
テノール:福井敬 
バス:アレクサンダー・ヴィノグラードフ

パーカッション:J.B.メイヤー、ティエリー・ホクシュタッター(シティーパーカッション)
合唱指揮:栗山文昭 
合唱:栗友会合唱団

≪プロローグ≫
フリードリヒ・ニーチェのテキスト朗読  
ジル・ロマン

≪第1楽章≫
柄本弾 上野水香
梅澤紘貴 三雲友里加 入戸野伊織 高木綾 岸本秀雄 奈良春夏
乾友子、渡辺理恵、村上美香、吉川留衣、岸本夏未、矢島まい、川島麻実子、河合眞里、小川ふみ、伝田陽美
安田峻介、杉山優一、吉田蓮、松野乃知、原田祥博、和田康佑、宮崎大樹、上瀧達也、山田眞央、河上知輝

≪第2楽章≫
キャサリーン・ティエルヘルム 大貫真幹
コジマ・ムノス、アルドリアナ・バルガス・ロペス、大橋真理、
沖香菜子/キアラ・ポスカ、クレリア・メルシエ
ヴァランタン・ルヴァラン、ウィンテン・ギリアムス、
ドノヴァン・ヴィクトワール、マッティア・ガリオト、アンジェロ・ペルフィド

≪第3楽章≫
吉岡美佳 ジュリアン・ファヴロー
リザ・カノ、ファブリス・ガララーギュ ポリーヌ・ヴォワザール、フェリペ・ロシャ
ジャスミン・カマロタ、渡辺理恵/キアラ・ポスカ、
カルメ・マリア・アンドレス、アルドリアナ・バルガス・ロペス
スン・ジャ・ユン、エクトール・ナヴァロ、ヴァランタン・ルヴァラン、ハビエル・カサド・スアレス

≪第4楽章≫
オスカー・シャコン
柄本弾  大貫真幹  ジュリアン・ファヴロー

「歓喜の歌」
オスカー・シャコン(バス) 那須野圭右(テノール)
マーシャ・ロドリゲス(ソプラノ) コジマ・ムノス(アルト)
「 フーガ」
大橋真理、ウィンテン・ギリアムス
アルドリアナ・バルガス・ロペス、エクトール・ナヴァロ
「フィナーレ」
アランナ・アーキバルド

モーリス・ベジャール・バレエ団、東京バレエ団
アフリカン・ダンサー(特別参加)
B席特別優待 2F14列右
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