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ABT [Romeo&Juliet-Julie Kent farewell]  


再びMETへ。
同じロミオとジュリエットですが、今日は単にシーズンの1日というのではなく、特別な日でもあります。
30年近く在籍したABT育ちの姫、ジュリーケントのフェアウェル公演です。今シーズン3人のプリマ様の引退が発表され、すでに二人は公演を終えていますが、その最後がジュリーなのです。個人的にラストダンスはゴメスさんと、だと思っていたので、発表された相手が違った時には大きく落胆したものです(大人の事情ですよ、、ぶつぶつ)。


GTセンターのA列。センターですが端なので少し見切れますが(バルコニーにかけのぼる階段が見えない、、、)、さすがに視界は開け、音が格段にいい!オケはお疲れ気味で金管隊の汚い音に眉間にしわが寄るんですが、それでもバランス良く綺麗に響きます。
オペラならこっちだ(笑)。

ボッレのロミオは登場した瞬間に、デカっ!と思わず呟きたくなるほど大きさを感じました。もともと身長が高く、彫像のように鍛えられた肉体を誇る人なのでそういう印象になるのでしょうけど、本当に大きく、さらに固そう、、重そうとも思いました。
実際前日のゴメスも大きいし、がたいのいい部類になるけど、踊り始めると大きさとか重力とか体格についてはまったく感じなくなって、独特の軽さをもっているのですが、ボッレは見た目のままの印象なんですね。踊りが重いというのではなく、がっちりしている。一言でいえば大人。

でいながら、表情や表現がわかりやすく、直線的で軽いので、若いな~おい、と言いたくなるような雰囲気もあります。
初めてマルセロミオを見たあとに検索をして読んだ記事に、「ボッレは、ものすごいイケメンがたまたまダンサーとしても素晴らしい才能があった人、ゴメスは素晴らしい才能のダンサーがたまたまイケメンだった」とふたりの個性を分析してあり、なるほど~と当時写真でしかしらなかったボッレについてぼんやりイメージを膨らませたことがあるのですが、まさにそれを何年かぶりに想い出すような二人の異なる個性に触れました。

視覚的に愛でるボッレと、心で愛でるゴメス、プリマを輝かせるために自身は個性よりプリマに合わせた役作りなうえに端正に踊るボッレ、深い役作りをした上でプリマも巻き込んでよりエモーショナルに魅せるゴメス、、白ワインと赤ワインとか。

要は好みなんですが、同じ演目で見比べて私はゴメスだ!と再び沼行き決定(笑)。

初ゴメスがロミオならその時のジュリエットがジュリーでした。
そういう意味でもこの2人を熱望していましたが、それは叶わず、でも最後にジュリエットで観られてこちらもとても感慨深かったです。華奢で可憐だけどどこかクールな姫はジュリエットにしては少し大人っぽいかな、と当時思った記憶がありますが、もう今日は渾身の力で可憐に舞っていました。登場した瞬間に会場中がスタンディングせんばかりの大声援と大拍手@@。音楽は完全に消え、舞台上は続いているのに延々と続く声援にこのままエンディングまで行ってしまうかと思う程。愛されてます。
1つ1つのシーンも、技も愛おしむように丁寧にきちんと踊っている印象でしたが、そこに儚さが加わってどの瞬間も切なくて胸が締め付けられました

この華奢で消え入りそうな姫を安心鉄壁のサポートで支えていたのがボッレ。
全く萌え対象ではなかったですが、素晴らしい仕事ぶり。フェアウェルの相手専門か?と思える程今シーズン様々なプリマの相手に選ばれていますが、本当に素晴らしかったです。
大プリマと一緒に踊る時に存在が消えるんですね、ボッレは。それもバレエ王子の大切な要素なのかもしれません。
(普段はどやっ!!のオレ様ですけど)

他には、コルネホ君がマキューシオで登場。キレキレの踊りで会場中の喝采をさらっていました。
METでこれだけの大声援ってすごいっ。前日のコミカルなサルスティンとは違い、もっと真面目でやんちゃ。小粒でもぴりぴり、、。
素晴らしかったです。

最終場面はもうもうもう.....なんという説得力。美しくて切なくて涙なくしてはみられません、、でしたが、ジュリエットが絶命した瞬間から大喝采、大拍手、ぶらぼーぶらぼー、うおーーーーおおおお@@。
......って、ここ泣くとこです、悲劇ですが....^_^;。あ、いいですね、もう、、一緒に叫んじゃおう(´゚艸゚)∴。
METだ、、アメリカだ(苦笑)。
ジュリーを愛するファンの皆さん、我慢できず音楽続き芝居も続きますがお構い無し。でもよく見ると、皆さんぐしょぐしょに泣いてます。ああ終わってしまった、の淋しさ、お別れの時。うう。

一旦幕がおりますが、ここからフェアウェル。

こんな感じ(笑)。
どんどん舞台前に追い寄せて、撮影するわ花束投げるわ、、大騒ぎw



フェアウエルってこういう雰囲気なのね。もう愛されてるのがすごくわかる。登場した瞬間にうぉーーっと大歓声とは拍手、音楽消えましたw。最後までこの拍手続いちゃうんじゃないかと思うほど。ジュリーはもう渾身の力を振り絞って美しく舞ってます.....(´;ω;`)ブワッ。
その日のキャストは舞台上で、それ以外のプリンシパルやすでに引退したけどゆかりのダンサー(コレーラとかカレーニョとか)、ご家族まで登場してねぎらいお祝いお別れ

ゴメスさん登場。
花束をもって登場したときから、涙に暮れていたゴメスさん、もうその姿だけでもらい泣き、、というかがん泣き。


うわ~~~ん、、、。舞台で一緒に踊れなかったけど、僕の姫、、とばかりに一瞬のリフトにぶわっ(T_T)。
この後ゴメスさんより私のほうが盛大に泣きに泣いてしまいました。。隣のおじさまにヨシヨシと慰められるほど・・。

なぜ、ゴメスとじゃないんだ!!ぼっれさんとても良かったです、素晴らしかったです。ステキでした。でもねでもね、、そこに長年踊ってきたABTの王子が元気にいるのにさー。出てきたときから泣いて泣いて小リフトしちゃう様子に言わずにはいられませんです。


25分ほど続いたエモーショナルなカーテンコール。
ABTファンに愛されていた姫のしっとりした、温かいフェアウェルに立ち会えて胸がいっぱいです。



■American Ballet Theater [Romeo & Juliet]
2015.6.20 Sat 20:00-23:50(休憩2回)

Romeo : Roberto Bolle
Juliet : Julie Kent
Mercutio: Herman Cornejo
Paris : Alexandre Hammoudi
Benvolio : Blaine Hoven
Tybalt : Patrick Ogle
Lady Capulet : Stella Abrera
Lord Capulet : Roman Zhurbin
Rosaline : Leann Underwood
Nurse : Susan Jones
Lady Montague : Zhong-Jing Fang
Lord Montague : Keith Roberts
Escalus, Prince of Verona : Clinton Lucket

GT Center A
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