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世界バレエフェスティバル Bプロ -2-  



Bプロ2回目。
なかなか希望の席がとれなくて、とったと思ったら予定が変更になったり。
折角日本に来てくれるのだから1回くらいは前方で姿を拝まなければ!と急遽追加したのがこの日。結果として、ゴメスさんのプログラムが変更になったので2回行くことにして正解でした。さらに9日にすっばらしいアルマンだったマラインが怪我降板。
代役として発表されたのがリアブコで、バレエファンの多くがアルマンといえばリアブコ、マラインの2人をあげるという当代きってのベストキャストを見られることになりました。
もう一度みたかったマラインアルマンですが怪我は仕方ない、、早くよくなって次は全幕で是非!!

仕事終わりでも寝不足でもなく万全の体調で、2回目だったので自分比ものすごい集中力を発揮してみることができて全てをとてもとても楽しみました。

<第 1 部> 18:00~18:55

「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ/音楽:チェーザレ・プーニ
ヴィエングセイ・ヴァルデス オシール・グネーオ


「シナトラ組曲」より"ワン・フォー・マイ・ベイビー"
振付:トワイラ・サープ/音楽:フランク・シナトラ
イーゴリ・ゼレンスキー

「ペール・ギュント」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:アルフレット・シュニトケ
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ

やっぱり難解だわ。詳しい人の解説を聞いて再見したい。

「ライモンダ」より 幻想のアダージオ
振付:マリウス・プティパ/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ウリヤーナ・ロパートキナ ダニーラ・コルスンツェフ

「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ

アイシュヴァルトのマルグリットがとにかく素晴らしかった!病気を抱えながら年下の若い青年をからかいつつ惹かれて行く様子、恋する乙女の表情にも大人の女性にも瞬時になれる。リフトされてグルグルされてる中アルマンの顔にドレスがかかるのをさりげなく押さえたり、、もう何なの?の驚き。9日にみたマラインとの組み合わせでは、直線的に愛情をぐいぐいぶつけられてそれを楽しみながら巻き込まれていくような感覚があって、金髪王子の容姿がアルマンピッタリでそんなことも相まって素晴らしくてこんな椿姫初めて見たかも!と興奮したんですが、見た目ちょっと落ち着いた雰囲気のあるリアブコは、もう少しピュアな子犬系w、感情の変化や切り替えが呼吸をするように踊りで表現できるって、、、どちらも本当にステキで、全幕見せてーーーの究極でした。こんな瞬間のPDDでここまで引き込まれるって。。急な代役で朝に合わせただけとは思えない。
ふたりの素晴らしいアルマンとマルグリット。いいもの見せてもらいました♡

<休憩15分>

<第 2 部> 19:10~20:10

「眠れる森の美女」
振付:ルドルフ・ヌレエフ/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン

作品というよりベストパートナーと全幕見たい人がマチアスだな。
期待しすぎて少々期待と違った王子を今日まじまじとみていて、ああ、パートナーとのバランスが悪いのかも、と思いました。そういえばこのカップルも元のパートナーが怪我で降板して急遽変更になったのでした。怪我コワい。。
見た目のバランスも踊りのテイストもやや違うようで(素人目線)、見ていて怪我しそうな雰囲気も。それでもマチアスの指先から金粉が、フリルの袖からバラの花びらが舞っていましたわw

「ノー・マンズ・ランド」
振付:リアム・スカーレット/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

初回はよくわからないまま終わってしまった作品。今日みたらコジョカルの繊細な表現とリストの音楽が素敵で、コポーとの世界に見とれていました。美しかったな~

「海賊」
振付:マリウス・プティパ/音楽:リッカルド・ドリゴ
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ

「ヴァーティゴ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ/音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
ディアナ・ヴィシニョーワ マルセロ・ゴメス

ゴメス本来のプログラム。
黒のかいぱん状のパンツ1枚で登場。ショスタコーヴィチの曲にのせてとにかく神秘的。空間も空気もふたりのケミストリーも神秘的で完璧にマッチした作品でした。無駄を削ぎ落としてシンプルな衣装だからこそふたりの筋肉の動きとか呼吸が全て見えるようでこの2人だからこそ見せられる世界なんだろな、としみじみ。
想像していたよりもゴメスの存在感があって、着地音のしないジャンプや動きが一段と美しく、呼吸するときの横隔膜とか腹筋の動きをみていると心臓の鼓動が見えるようで生命の息吹を感じるようでもありました。ものすごい力技の連続でゴメスのサポートのうまさ、なんて言葉じゃおさまらないパートナーリングの素晴らしさをこれでもか、と堪能させてもらいました。
正面からみると、わりとがっちした印象なのに背中はほっそり美しく(こらっ)その見え方のギャップとかカラダの作り方に興味津々。さらにタイツでなくたんぱんというのは、普段みえない内股とか見える訳ですよw。そういう意味では肉体美を堪能するという😍楽しみもあるわけで、眼福でもありました。

でも、
この作品が好きか?と聞かれると、うーむ。少なくても何度もみたいなとは思わなかったです。仕上がりは抜群でありえないほど完璧なケミストリーだったと思うけど、それでももっとらしさや素敵さを表現できるものがあると思うしドラマを演じてほしいなと個人的には思う訳で。ヴィシ様とのコンテはどうもこういう方面が多いので、王子踊れるうちはできるだけ王子を是非.....

「ギリシャの踊り」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:ミキス・テオドラキス
オスカー・シャコン

<休憩15分>

<第 3 部> 20:25~21:15

「ロミオとジュリエット」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー

マックレー3回目にして、わ~動きが美しい、軽やかだわ、、と初めて思いました💦。
ずっとお疲れ気味に見えていたので。ロミオ様。

「伝説」
振付:ジョン・クランコ/音楽:ヘンリク・ヴィエニャフスキ
アリシア・アマトリアン フリーデマン・フォーゲル

「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
タマラ・ロホ アルバン・レンドルフ

プログラムの順番からして、9日の最後にアイシュヴァルト/ラドメーカー、この日の最初にアイシュヴァルト/リアブコの世にも素晴らしい紫のPDDをみたあとの黒。いや~、キツかった。一段とガサガサと乱暴で、さらに体力がもたないのか重そうな動きの連続で、見たことを記憶から消したいと思う程。オペラと違って見た目も重要だし、これほど持ち上げ系の多い作品はサポートうまくない人はダメっす。

「レ・ブルジョワ」
振付:ベン・ファン・コーウェンベルク /音楽:ジャック・ブレル
ダニール・シムキン

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ
オレリー・デュポン エルヴェ・モロー

お洒落だな~、華があるな~と瞬間的に思えるふたり。あたたかくて愛情溢れるPDDは見ていて幸せな気分になります。それにしても長い手足のエルヴェ、この長い手は力技をあまりさせてはいけないと思う。大切にしてください。

<休憩 10 分>

<第 4 部> 21:25~22:15

「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ ウラジーミル・マラーホフ


「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウリヤーナ・ロパートキナ

ロパートキナって決して美人ではないと思うんですが、手の長さ、手の大きさを始めとする全身が白鳥そのもの。音楽もカラダの一部。こういう人もそうそういないんだろうな、、と思う。
圧巻。

「シルヴィア」
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:レオ・ドリーブ
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ

アルマンについでリアコヴの2つめ。こちらが本プログラムです。別人かと思う程全然違った顔を見せるんですね。初回はどんな作品か知らないけどとてもとても引き込まれて、今回みたノイマイヤー作品の中では一番洒落た印象でした。

「こうもり」よりパ・ド・ドゥ
振付:ローラン・プティ/音楽:ヨハン・シュトラウス2世
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ

ステキ素敵💓

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ

キャラクターとしてぴったりな2人。ちょっとした揺らぎやミスもキャラクターの中に取り込んで、物語を見せられる人たちなんですね。華やかでフィナーレにはぴったり。

それにしても暑かった。
ダンサーの要望で温度を上げたらしいと聞いたけど、ノースリーブにミニ丈、素足、サンダル状態でも膝掛けどころかストールも不要。それでも暑くて暑くて団扇必須。
もとからどちらかといえば寒さに強い方ですが、ちょっと私大丈夫?と心配になるほど。

指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
ピアノ:フレデリック・ヴァイセ=クニッテル (「ノー・マンズ・ランド」、「椿姫」)
チェロ:遠藤真理、ハープ:田中資子(「瀕死の白鳥」)   
出演:矢島まい[東京バレエ団](「こうもり」)

第14回世界バレエフェスティバル  <プログラムB> 
8月11日(火)18:00開演  会場:東京文化会館
S席 1階5列センター

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8月9日11時に起こったロンドンでの悲劇に、華やかで浮かれた気分が吹っ飛びました。

昨年のスワンレイクに来日、今年のカーマンにもゴメスと同じルカでキャスティングされ、ゴメスと公私ともに友人だったジョナサン・オリヴィエがカーマン千秋楽の舞台にバイクで向かう途中劇場近くで危険運転をする車に激突し、亡くなりました。そして千秋楽の公演は中止になったそうです。
日本時間の未明3時半頃、暑くて目が覚めた時カーマンの千秋楽が中止になったという情報を目にして、何があったのかしら?と驚いたのですが、時間の経過によりそれがこの突然すぎる哀しい事故のため、と知り愕然としました。

一度しか見られなかったジョナサンのスワン、昨年ゴメスワンの千秋楽に二つとなりに座っていて、初めてスワンをみにきたという隣の女性にスワンの歴史を丁寧に話していたジョナサン、カーマンを見に行った時に、隣に座ったおじさんから、カーマンのファーストキャストはジョニーだからまた見においで、と言われたことなど、、、少ない想い出だけどリアルに甦ります。ジョナサンを個人的に存じ上げていない私でもまさにこの舞台を、この劇場にほんの1週間前に見に行っていたということで、大きなショックを受けました。自分でも想像できなかったほどに深い悲しみに包まれ心が痛みました。
若すぎるし突然過ぎます。あまりにも哀しい。

ゴメスさんにとってフェスにくるギリギリまで出演していた作品で、友人、、その気持ちを思うといたたまれません。
それでもなお、今を生き、今のご縁を大切にし、舞台をこなし、、肉体的なハードさだけではなく、精神的にもとてもタフな状態の中、あれほどの完璧な踊りをこなすとは、それだけ舞台に集中することで敬意を表していたのだろうなとも思います。

We will miss you.... RIP
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