凛・華・麗・美・優 ホーム » ballet »新国立バレエ ホフマン物語

新国立バレエ ホフマン物語  


シーズン開幕!
楽しかった。もっと新国立バレエも観よう!と思えた開幕公演でした。

オペラ、ホフマンが大好きな友人たちがこぞって楽しい楽しい~!チケット買い足す~!と盛り上がっていたのをうずうずしながら聞いていたのがようやく当日に。
今シーズンの開幕がホフマン物語と聞いたのは、確か去年のシーズンオープニングの日。バレエにもホフマン物語なんてあるのね~、見る見る!と早々にチケットを買ったけど、一般的にも知名度が低く、バレエ少女たちには不人気だったか随分売るのに苦労したようです。それでも千秋楽の今日かなりいい感じに埋まりよかった良かったです。

で、面白かった!
こんな慌ただしい仕事の時期じゃなければリピートしたかった。
今日一日だけ登場の若い井澤君が登場の瞬間から哀愁漂い、苦悩を背負い、それでいて真ん中に立つ人が持つ空気感と惹き付ける魅力を持ち合わせたイケメン(さらに可愛いw)に色んな意味で目が釘付け。手首のしなやかさが魚のうごきを思わせる流線型だったことも最初から惹きつけられた点。
ピンクの燕尾服も白タイツもピアノを弾く姿もくたびれたスーツ姿もどれも着こなし、身のこなしが上品。場面ごとにかなりカラーの違う作品だけど、井澤君が最初から最後まで同じカラーで演じ踊っていたので、物語が一貫して見えました。

女性陣の充実ぶりや、4役見事に演じ分けたマイレン先生と比べたら、足りない部分が沢山あって、とくにプリマ様のサポートのおぼつかないこと(^_^;)。よっこらしょ、どころか危うくてハラハラしたりハラハラしたりハラハラしたり、、の連続でしたが、それもこれも苦悩君の人生としてありかもな~と思えるから不思議。
(せっかくの王子風情、マルちゃんのところにいって全力でサポートお稽古してきなさい!!と言いたい(笑))

そのおかげで、3幕の男性陣の衣装というか、パンイチ祭りも予想外に目がいかず、ひたすら危ういホフマンをハラハラしながら見守るというありえない事態も(笑)。そんな意味でも井澤苦悩君の魅力爆発でありました。

登場したときの中年のくたびれ具合の中にも、まだ恋の記憶が残っていてほんのり甘酸っぱさも持ち合わせていたのは見た目の印象が大きいと思うけど小道具や身のこなしの中に彼なりの想いがこめられていました。20代のオリンピアとの恋はピンクに白タイツが見事にお似合い♡。人形なのにあんまり人形っぽくみえなく生々しかったのは井澤君の頼りないけど若者然とした恋心にお姉さんまで人間になってしまったのかも、、なんて思ったり(笑)
アントニオの場面でピアノを弾く姿なんてもう、、日本にもこんな姿が似合うダンサーがいたのか!と思わず目を細めてしまうほどお似合い。優雅に堂々と舞う小野さんが儚さだけじゃなくホフマンに母性を感じてたんじゃなかろうかと思う包容力で素敵だったのに対し、何かこの先良くないことが起きそうな予感めいたものを感じながら不安と苦悩を抱えていたのが(実際に相当サポートが怪しく、観客がはっと声を出すほど大きなミスをしたのだけど)、この幕のエンディングの悲劇と予定外にマッチしていたという、、相乗効果(笑)。ジュリエッタの米沢さんもイリュージョン的不思議ちゃんかと思いきや、いつもながら強さのある完璧な踊りの中に、こっちに来なさい、坊や^m^、、な小悪魔的な雰囲気があり、それに翻弄される様子がまたよくお似合い。十字架振りかざして走り回る姿なぞなんとリアルなことよ(笑)。
最終幕はまたズタボロになっているのにステラを愛している様子がまた切ない。
ああ、なんというホフマン物語(;O;)。
カーテンコールでさらに苦悩しながら挨拶する姿まで一貫して切ない、、、(笑)

オペラと違って救いのないお話しになっているけれど、これはこれでありかもな、とも思います。ただ全体的にもっと芝居した方がいい、もっと公演数やって経験積んだ方がいい、若い井澤君こそもっと踊らせたかった。2回、3回踊れればね~。
あと、目をひいたのが、奥村君。1幕で踊る3人の友人の一人ですが、彼もいい(*^_^*)。

オケについては出来がどうの、というより、普段聞きなれているオペラ版に比べて遅くて、始まった途端「おそっ」と思いました。ダンサーに合わせてる可能性もありますが、全体的にメリハリがなく、キャラクターごとのモチーフもあまりはっきり演奏されないので、ダンサーの個性とビジュアル以外に場面の色どりや躍動感が足りないような気がしました。

落ち着きがあってしっかりしたセット、照明、場面ごとのカラーの違い、衣装どれをとってもバレエとお芝居を堪能するのに十分で、シーズンオープニングを十分楽しんで、今後のチケットを早速買い足しましたよ^^。舞台を見に行って、理由は何であれまた見たい、この先も見守りたいと思いチケットを購入するのは楽しかった証拠です\(^o^)/
さらに。猛烈にオペラホフマンを観たいのですよ。
せっかく同じ劇場で同じようにシーズン開幕したのだから、前後に同じ演目かければいいのにね。そしたら予習してみたり復習したり相乗効果が生まれると思うんだよね〜。

バレエは一人の王子を追いかけることもあるけれど、好きな団のダンサーを王子を筆頭に入り立ての新人まで見守り、成長を楽しむのが醍醐味よ~とセンパイたちから聞いていたことがようやくわかったような気がします\(^o^)/

2幕終わってこんなスイーツを食べたくなるくらいバレエ女史になりましたw

■バレエ・ホフマン物語・新国立劇場
2015.11.3 14:00
音楽:ジャック・オッフェンバック
Music: Jacques Offenbach
編曲:ジョン・ランチベリー
Music arranged and Orchestrated by John Lanchbery
振付:ピーター・ダレル
Choreography: Peter Darrell
装置:川口直次
Scenery: Kawaguchi Naoji
衣裳:前田文子
Costumes: Maeda Ayako
照明:沢田祐二
Lighting: Sawada Yuji

指揮:ポール・マーフィー
Conductor: Paul Murphy
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
Orchestra: Tokyo Philharmonic Orchestra

【ホフマン】井澤駿
【オリンピア】長田佳世
【アントニア】小野絢子
【ジュリエッタ】米沢 唯
【リンドルフスパランザーニドクターミラクルダーパテュート】マイレン・トレウバエフ
【ラ・ステラ】本島美和
【ホフマン友人】福田圭吾、八幡顕光、奥村康祐

1階14列上手
関連記事

category: ballet

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://maanei.blog15.fc2.com/tb.php/2473-fb1a6f26
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

小さな天気予報

カレンダー(月別)

お知らせ★

最近の記事

CATEGORY

RSSフィード

ブログ内検索

▲ Pagetop